このBeigeジャケットは
KITONグループの
Sartorioのものです。
This beige jacket is from Sartorio, part of the KITON group.
2004年ごろだから
今から20年前のものです。
今はなくなってしまった
エミスフェールという
セレクトショップで購入したものです。
This was around 2004, so 20 years ago. I bought it at a mens shop called Hemisphere, which no longer exists.
エミスフェールは、
パリのお店で
アナトミカパリの
ピエール・フルニエさんが
経営していたメンズショップ。
日本では、金万(カネマン)が
運営していました。
Hémisphère is a men’s shop in Paris run by Pierre Fournier of Anatomica Paris. In Japan, it was run by Kaneman.
トラウザーズは
同系色のコットン素材のもの。
TIE YOUR TIE青山で購入したものです。
買ったのは、2008年ごろだったかな。
フランコ・ミヌッチさんが
イタリアのパンツメーカーRotaに
作らせたもので、
Model Firenzeと呼ばれる
仕様です。
The trousers are made of cotton in the same color. I bought them at TIE YOUR TIE Aoyama. I think I bought them around 2008. Franco Minucci had them made by Italian pants manufacturer Rota, and they are called Model Firenze.
ツータックで、
長い持ち出しベルトのついた
ベルトレストラウザーズです。
These are beltless trousers with two pleats and a long, adjustable belt.
ジャケットスタイルの
コーディネイトの鉄則としては
下半身の色を濃くした方が
コントラストが効いて
いい感じに見えるのですが、
あえて、少し薄めのベージュの
トラウザーズを合わせています。
ただし、靴の色を
濃いめのブラウンにして
バランスをとってみました。
A rule of thumb when coordinating a jacket style is to make the lower half of the outfit darker to create a better contrast, but I’ve chosen to pair it with lighter beige trousers.
However, I’ve balanced the look by choosing darker brown shoes.
靴は、
ロシアンカーフレザーを使った
John Lobb Londonのものです。
The shoes are by John Lobb London and are made from Russian calf leather.
この靴に使われている
ロシアン・レザーは
帝政ロシア時代に作られたもので
トナカイの皮を独特な製法で
なめしたもの。
The Russian leather used in these shoes was made during the Imperial Russian era and is made from reindeer hide tanned using a unique method.
1700年代、ロシアから
ロシアン・レザーを積み込んだ船が
ジェノバに向けて出航したものの、
イギリスのプリマス沖で遭難、沈没
してしまい、200年近くの間
海の底に沈んでいたそうです。
In the 1700s, a ship loaded with Russian leather set sail from Russia for Genoa, but was wrecked and sunk off the coast of Plymouth, England, and remained at the bottom of the ocean for nearly 200 years.
この靴の色つやや
色斑は、海の中に沈んでいた皮らしく
ヴィンテージ感が満載でしょう?
The color, luster and color spots of these shoes are like those of leather that was submerged in the ocean, giving them a vintage feel, don’t they?
英国のダイバーが
この船の積荷を引き上げ
その中に含まれていた
ロシアンレザーを
John Lobb Londonなどの
ビスポークシューメーカーが
買い取り、注文靴として
販売するようになったのです。
British divers salvaged the ship’s cargo and the Russian leather it contained was purchased by bespoke shoemakers such as John Lobb London and sold as custom-made shoes.
この靴は
そんな珍しいレザーで
作られたものですが、実は、
古着屋さんで発見したもの。
新品同様で自分のサイズに
ピッタリでしたから即決で購入しました。
These shoes are made from this rare leather, and I actually found them at a thrift store. They were like new and fit my size perfectly, so I bought them immediately.
シューツリーが
ビスポークシューズならではの
3ピース構成になっています。
The shoe tree has a three-piece structure, which is unique to bespoke shoes.
ネクタイは、
バーニーズニューヨークで
見つけたフランコ・ミヌッチのネームの
ダークブラウンのセッテピエゲ・タイ。
The tie is a dark brown sette pieghe tie by Franco Minucci that I found at Barneys New York.
Beigeジャケットとネクタイの色の
コントラストがいい感じになっている
と思っています。
I think the color contrast between the beige jacket and tie looks nice.
シャツは、
TIE YOUR TIEの定番シャツ。
生地は、世界でも最高と称される
CARLO RIVAのコットンなので、
着心地が最高です。
The shirt is a classic TIE YOUR TIE shirt. The fabric is CARLO RIVA cotton, known as the best in the world, so it is extremely comfortable to wear.
ジジイは
ファッション業界ではなく
洋服好きの一般人なので、
ブランドニュートラルに
ベストなものを選ぶことができます。
それと、洋服好きの人
とお話できるのも嬉しいので、
もし、装いのパーソナルアドバイスが
欲しいと思う方がいらっしゃたら
土日限定でパーソナルスタイリスト
を努めさせていただきます。
ぜひ、気軽にInstagramで
声をかけてくださいませ。