このスーツは、
今はなくなってしまった
TIE YOUR TIE青山で
購入したKITONのスーツ。
This suit is a KITON suit that I purchased at TIE YOUR TIE Aoyama, which no longer exists.
KITONが作ったものですが、
TIE YOUR TIEのディレクター
フランコ・ミヌッチの
こだわり仕様で
別注されたもので
彼のこだわりが
詰まったスーツです。
Although it was made by KITON, it was custom-made to the specifications of TIE YOUR TIE director Franco Minucci, and is a suit that is full of his attention to detail.
その特徴として、
ジャケットは
ノーベント、フラップポケットなし。
トラウザーズは、ツータック、
ベルトレスで、
上の写真のように
ウェストの止めボタン部分
が長くなっています。
Its features include a jacket with no vents and no flap pockets, and two-pleat, beltless trousers with a long waist button as shown in the photo above.
既製スーツの最高峰ブランド
としられるKITONですが、
生地もフランコさんの
見立てですから最高のもの。
KITON is known as the top brand for ready-to-wear suits, and the fabric is also selected by Franco, so it is of the highest quality.
カシミア46%
コットン46%、
シルク8%の混紡生地。
着心地は最高です。
A blend of 46% cashmere, 46% cotton, and 8% silk. It’s extremely comfortable to wear.
そのクオリティの高さを示すために
KITONのタグだけでなく、
その創業者のCIRO PAONEさんの
ネームも入っています。
To demonstrate its high quality, it not only has the KITON tag on it, but also the name of KITON’s founder, CIRO PAONE.
こんな素敵なスーツは
TIE YOUR TIE青山が
なくなってしまったので
もはや入手不可能。
このスーツは新品で買いましたが、
イタリア紳士服の古着を扱う
サファリ高円寺には
たまに古着が出てくるので
サイズが合うものが
出てきたら、即購入
しています。
Such a nice suit is no longer available because TIE YOUR TIE Aoyama has closed. I bought this suit new, but Safari Koenji, which sells second-hand Italian men’s clothing, sometimes has second-hand clothes, so if I find one that fits, I buy it right away.
私にとっては
単なるスーツというより
フランコ・ミヌッチの
センスが詰まった
工芸品的な貴重なもの。
だから、
コレクション
しているんです。
To me, they are not just suits, but precious works of art that are filled with Franco Minucci’s sense. That’s why I collect them.
妻からは
理解できないと
怒られています(笑)。
My wife says she doesn’t understand why I do such things.😅.
でも、KITONが
つくるスーツは
身に纏える
美術品といっても
過言ではない
素晴らしいものです。
However, the suits that KITON makes are so amazing that it would not be an exaggeration to call them wearable works of art.
すべて手仕事で
スーツが仕立てられます。
スーツのパーツごとに
専任の職人さんがいて
丁寧に仕事をしています。
All suits are made by hand, with dedicated craftsmen for each part of the suit, who work carefully on each part.
イタリアの
サルトリア(仕立て屋)で
スーツをビスポークしたことも
ありますが、
完成度で言えば、
間違いなくKITONでしょう。
I’ve had suits bespoke at an Italian tailor, but in terms of perfection, it’s definitely KITON.
でも、サルトが
仕立ててくれるスーツは
KITONのような企業
ではなく、
職人個人が
作るものですから、
少し不完全なところ
があっても
不思議ではないと思います。
However, the suits made by tailors are not made by a company like KITON, but by individual craftsmen, so it’s not surprising that there are some imperfections.
TIE YOUR TIEの
フランコ・ミヌッチさんは
「ビスポークスーツの
不完全を愛してください」
と雑誌のインタビューで
おっしゃっていました。
不完全なところを
愛する、なんて
粋だなぁ、
と思いませんか?
Franco Minucci of TIE YOUR TIE said in a magazine interview, “Love the imperfections of a bespoke suit.” Don’t you think loving the imperfections is so cool?
実際、
Bryceland’sのイーサン君に
採寸してもらって仕立てた
Dalcuore(ダルクォーレ)の
コットンスーツは、ジャケットの
パッチポケットの縫い方が
甘くて穴というか隙間があって
ポケットに入れたコインが
落ちるなんてこともありました。
In fact, when I had Ethan from Bryceland’s take my measurements and tailor the Dalcuore cotton suit, the patch pocket on the jacket was poorly sewn, leaving holes or gaps, and coins would sometimes fall out.
でも、
イーサンに伝えたら
「修理するよ」と
気持ちよく
対応してくれました。
その時、
偶然、マエストロ、
ルイジ・ダルクォーレさんが
来日していて、直してくれてる
写真を送ってくれました。
But when I told Ethan, he responded by saying, “I’ll repair it.” By chance, Maestro Luigi Dalcuore was visiting Japan at the time, and he sent me a photo of the repair.
ダルクォーレの
コットンスーツは
イーサンが選んでくれた
打ち込みがしっかり
したコットン生地含めて
とても気に入っています。
I really like the Dal Cuore cotton suit, especially the tightly woven cotton fabric that Ethan chose for it.
2017年に仕立てたので
7年ほど経ちましたが
コットン生地が
いい感じにシワが入って
味が出てきました。
It was made in 2017, so it’s been about seven years, but the cotton fabric has developed a nice wrinkle and character.
靴はEdward GreenのChelsea。
円安もあって20万円を超える
靴になってしまいましたが、
その価値はある最高の既製靴。
The shoes in this photo are Edward Green’s Chelsea. Due to the weak yen, the shoes cost over 200,000 yen, but they are worth it as they are the best ready-made shoes.
最初は多少きついけれど、
徐々に足にフィットしてきます。
履いていても疲れません。
でも、15年前は、
確か12万円ぐらいで
買えたのですけれど。
At first they are a little tight, but they gradually fit your feet. Once you get to that stage, you won’t get tired even if you wear them. By the way, I bought them 15 years ago for about 120,000 yen, so it was a great deal considering the current price.
でも、15年、
メンテナンスしながら
だけど、今も全く問題ないし、
むしろ、いい感じに
「育ってきた」のも
また嬉しいところです。
However, after 15 years of maintaining it, it is still problem-free and I’m actually happy that it has “grown” nicely.
それと、KITONのスーツ
にはEdward Greenクラスの
靴でないとバランスが
なぜか取れないというのも
事実です。
Also, it’s true that for some reason, a KITON suit only looks balanced with Edward Green class shoes.
例えが正しいかは
分かりませんが、
フェラーリの躯体に
軽自動車のタイヤが
ついていたら。。。
という感じでしょうか。
I don’t know if this is the right analogy, but it’s like if a Ferrari had the tires of a minicar on its body.
しかし、
Edward Greenなら
Beamsさんなどが展開されてる
10万円〜15万円ぐらいの
定番スーツが
より素敵に見えてくるのが
不思議なところです。
However, what’s amazing is that Edward Green can make suits in the 100,000 to 150,000 yen price range, such as those offered by Beams, look even better.
これからスーツを揃えていこう
という方にオススメなのは、
投資の優先順位としては
まず靴だということです。
For those who are looking to buy a suit, I recommend that you prioritize shoes as your first investment in your outfit.
高円寺などの古着屋さんには
10万円台でEdward Greenや
John Lobbなども入手できるから
新品でなくて程度のいい
ユーズドの高級靴を探すのが良いと
思います。
At second-hand clothing stores in Koenji and other areas, you can get Edward Green or John Lobb for around 100,000 yen, so I think it’s a good idea to look for high-quality used shoes in good condition rather than new ones.
私も、いい靴を何足か
古着屋さんで
発見しました。
一番のお宝物は
1年前に見つけた
ジョンロブ・ロンドンの
ロシアン・カーフの靴です。
この話は、後日紹介します。
I’ve also found some great shoes at second-hand shops. My greatest treasure is a pair of Russian calf leather shoes from John Lobb London that I found a year ago. I’ll tell you more about that story later.
ここまで、
私の文章を読んでくださった方が
いらっしゃったなら、感謝です。
I’m grateful to anyone who has read my writing up to this point.
このブログは
週1回を目標に
更新していくので
継続的に
ご覧いただけたら
幸いです。
I aim to update this blog once a week, so I hope you will continue to check it out.
もし、
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気に入ってくださったらば、
という前提ですが、
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幸いです。
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